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医学部不正問題

今年、長男が国立医学部に1浪の末、合格した。しかし、医学部受験は実力はもちろんのこと、運も必要だと思うので、今年も2浪して受験をしていた可能性も大。そう思うと、医学部不正問題は他人事ではないように感じる。

今年になって、医学部不正問題が紙面をにぎわすことが多い。私たち医学部受験生の親にとっては、別に何んら驚きはない。

私立医学部は今でも、裏口はある、ということは、予備校の先生から聞いていた。そしいて、多浪生は面接で不利なことも、多浪生自身もわかっているはずだ。。。世間は驚いているのかもしれないけど、文句を言っている多浪生は、本当に知らなかったの?って感じ。

女子に関しては、可哀想だと思う。しかし大学病院側の女子をとりたくない気持ちもわからなくはない。実際、女性が出産、育児で休むのは仕方ないけど、医師免許だけとって、医師として働かない女性も多い。医師になり人を助けたいという気持ちはなく、かっこいいからお免状をとる感覚で医学部に入る女性や、働いたが、やはり体力的、精神的にきつく、やめる女性も、私のまわりにはいるし、よく聞く話だ。

医師を一人育てるのに1億円かかると聞いたことがある。大学はそれだけお金をかけて育てた人材が第一線で使えないのであれば、もちろん欲しくない。特に女性はその傾向が強いので、学校側がとりたくない気持ちもよくわかる。そして私立大学は独自で運営しなければならないので、高い学費も当然だ。寄付をしてくれる、同窓生の子息をとりたい、寄付金をたくさんしてくれる人は有り難い。

実際、5,6年前、私のいとこは、23歳で大学をやめて、医学部再受験をした。親が医者とうこともあって、足元を見られたのか、某私立医学部では、1本と言われた。(1億)また、某私立医学部では、面接で3000万の寄付が出来ますか?と聞かれるそうだ。出来ますと言えば、名前の横に赤〇をつけると言っていた。私立医学部は予備校の先生が裏口はあるというくらい、普通なことだった。そのはず、私立医学部専門の予備校では、予備校が親と私立医学部の間に入り、話をもってくることも聞いた。私立医学部専門予備校と私立医学部は切っても切れない関係だ。

なので私立医学部の裏口に関しては、個人的には仕方ないことだと思うし、有りだと思う。まず、一般の人が私立医学部を受験することは少ない。なぜなら金銭的に無理だからである。6年間で3000万~が相場だ。しかもこれは学費だ。地方であれば、プラス6年間の家賃、生活費などなどかかる。

そもそも私立医学部を受験する学生は、お嬢様とお坊ちゃんしかいない。だから一般庶民には関係ない話。それはそれで成り立っているのでいいのではないかと思う。寄付がなければ、私立医学部は成り立たない。まわりが、ごちゃごちゃ文句を言う必要があるのか?

面接なんて、そもそも面接官の心情が大いに関係する。それは国立私立、医学部関係ない。同じ点数なら、5浪6浪の人より、現役が欲しいのは当然。やめることの多い女子より、即戦力になる男子が欲しいのも当然。寄付をしてくれる卒業生の子息を入れたいのも当然。

しかし受験は平等でなくてはならない。筆記に関しては平等でなければいけないけど、面接に関しては、平等?というのは難しい。推薦にしても、受験資格に「現役もしくは1浪まで、評定4.3以上など」と明記されている。この時点で差別と言えば差別ではないか?しかし、それに対して文句をいう人は誰もいない。

とういことは、あえて、募集要項などに、多浪生は不利になることもある、女性は卒後、必ず働くことなど、私立は寄付を必ずできる人を優遇するなど明記すればよいのか?

私は明記すればよいと思う。国立医学部でさえ、あの大学は多浪生に厳しいとか、優しいとか評価されている。国立にとっても、学生は国の税金で勉強させてもらっている。留年が多いと、国の税金が無駄になる。統計から、多浪生が、留年することが多いらしく、やはり国立も、優秀な現役が欲しい。

どこの大学でも、面接があるところは、平等ではないということだ。筆記試験で能力を平等に選別した後、その各学校のアドミッションポリシーにあう子供を選別するために面接はある。そこの基準は各学校独自のもので良いのではないか?